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コラム

集合住宅の資産価値を高めるIPインターホンのリニューアル

  • 8月4日
  • 読了時間: 11分

築年数が経過した集合住宅では、周辺に新築や築浅物件が増えるなか、入居者に選ばれ続けるための差別化が賃貸経営の課題になっています。近年は立地や家賃だけでなく、防犯性や利便性といった設備の付加価値を重視する入居者が増えており、エントランスのインターホンは物件の差別化に直結する設備のひとつです。IPインターホンのリニューアルは、賃貸経営の課題をまとめて解決し、集合住宅の資産価値を高める設備投資として注目されています。この記事では、IPインターホンの魅力やリニューアルの進め方についてご紹介します。


集合住宅でIPインターホンのリニューアルが必要な理由

賃貸物件の資産価値とは家賃収入を安定して得られ、長期にわたって選ばれ続けることです。賃貸経営では、収入を増やし、費用を減らし、建物の劣化と空室リスクをおさえるという視点で考えると、資産価値を整理しやすくなります。集合住宅のなかでも、エントランスは建物の顔であり、エントランスの設備が古いままでは建物全体の印象に悪影響を及ぼします。築年数が経過した集合住宅では、エントランスに古いインターホンが設置されているケースが少なくありません。エントランスの設備をIPインターホンへリニューアルすることで建物の見た目と機能が一新され、家賃水準や稼働率の向上につながります。


築年数が経過した集合住宅でIPインターホンのリニューアルが検討される大きな理由が、空室期間の長期化という課題です。周辺に新築や築浅の競合物件が増えるなか、インターホンが古いままだと、家賃を下げて入居者を確保せざるを得なくなります。家賃収入の減少は、集合住宅の資産価値を下げる要因になります。インターホンの老朽化も見過ごせない課題です。集合住宅向けのインターホンは一般的に15年程度が更新の目安とされ、設置後10年を境に故障率が上がるといわれています。24時間休まずに稼働し続けるため、劣化が目立ちやすいのが現状です。老朽化が進むと呼び出し音が鳴らない、通話が途切れる、オートロックの解錠ボタンを押しても開かないといった不具合が頻発し、入居者からの苦情や設備満足度の低下につながります。セキュリティ面の課題もIPインターホンへのリニューアルが必要な理由のひとつです。


古いインターホンは音声だけのものや、映像が荒く来訪者の判別がしにくいものだと防犯抑止力が低下し、空き巣や訪問詐欺などに狙われやすくなります。近年はとくに入居者の防犯意識が高まっており、防犯設備の充実は物件選びの決め手のひとつといえます。設備の老朽化に伴い、故障対応や入居者からの問い合わせ対応など、集合住宅の管理負担と維持コストは想定以上に膨らみます。いつ壊れるかわからないという不安は、賃貸経営の安定を損なうリスクといえます。これらの課題はすべて集合住宅の資産価値を下げる要因となります。


そこで、集合住宅の課題を1度にまとめて解決できるのがIPインターホンへのリニューアルです。IPインターホンはインターネット回線を利用するため、既存のLAN環境をいかして大がかりな配線工事をせずにエントランスをリニューアルできます。IPインターホンは費用をおさえながら共用部の設備を更新できるため、集合住宅の資産価値を高める設備投資として注目されています。


集合住宅の課題を解決するIPインターホンの魅力

IPインターホンとは、インターネット回線を使って動作するインターホンです。従来のインターホンが建物内の専用配線でしか機能しなかったのに対し、IPインターホンはインターネットにつながることで、専用のスマホアプリと連携し、外出先からでも来訪者の映像確認や通話、解錠が可能になります。集合住宅向けのIPインターホンの魅力は、賃貸経営の視点からみても、家賃収入の安定や、費用と空室リスクの抑制に効果をもたらす機能を備えている点です。IPインターホンは既存のLAN環境をいかして導入でき、大がかりな新規の配線工事が不要です。LANケーブル1本で電源と通信を同時に供給できるPoEに対応したIPインターホンであれば、電源工事の負担もおさえられます。初期費用をおさえながらエントランスの設備を刷新できるため、高い投資効果が期待できます。


入居者の利便性向上もIPインターホンの大きな魅力です。専用のスマホアプリを入居者のスマートフォンにインストールすることで、集合住宅のエントランスからの呼び出しに外出先からでも応対できるようになります。来訪者の映像を確認しながら通話し、そのまま遠隔で解錠できるため、共働き世帯や単身世帯など、家を不在にしている時間が長い入居者にも対応できます。IPインターホンは室内モニターがなくてもスマホアプリのみで運用できるため、物件の状況にあわせて柔軟に導入できます。宅配ボックスを設置していない集合住宅でも、スマホアプリで応対しエントランスを遠隔解錠して指定場所に置き配を依頼することも可能です。再配達の手間が減ることは、入居者の利便性の向上につながり、長期入居と家賃収入の安定を支えます。


セキュリティ強化も、集合住宅向けのIPインターホンの魅力です。スマホアプリ、ICカード、暗証番号、顔認証など複数の解錠方法に対応したIPインターホンであれば、入居者層や物件の運用方針にあわせて最適な方法を選べます。呼び出しがなくてもスマホからエントランスの映像を必要なときに確認できる機能がある製品なら、不審者の動きや来訪者の状況を入居者自身が確認しやすくなります。解錠や来訪者の履歴がアプリ上に記録されるIPインターホンであれば、誰がいつ来訪しエントランスを通過したかを確認でき、入居者間のトラブルや不審者対応の際の状況を把握しやすく、オーナーや管理会社にとっても心強い備えになります。防犯性の高さは入居者の安心を支え、集合住宅の競合との明確な差別化を生み出します。


IPインターホンの管理面では、管理人が常駐していない集合住宅でも入居者がスマホアプリで来訪者に対応できるため、管理コストの削減につながります。退去時はパソコンやスマホから入居者の利用権限を抹消するだけで完了し、新たな入居者の登録も同様に遠隔で対応できるため、IPインターホンのリニューアルで入退去のたびに発生していた現地対応や手続きの手間を大幅に削減できます。


資産価値を高めるIPインターホンのリニューアルの進め方

IPインターホンへのリニューアルは突発的な修繕ではなく、長期的に集合住宅の資産価値を高める戦略的な設備投資です。費用をおさえながら効果を最大化できるよう、計画的に進めることがポイントになります。まず確認したいのは、IPインターホンへリニューアルするタイミングです。集合住宅向けのインターホンは設置から15年が更新の目安で、部品供給の状況や映像の劣化、解錠不具合など不調の予兆が判断材料になります。インターホンの部品供給は生産終了から7〜10年で終了するのが一般的で、故障して修理できなくなる前に計画的に更新することが大切です。発注から工事まで一定の期間を要するため、突発的な故障で慌てて対応すると費用が割高になりやすく、早めの計画が肝心です。設置後10年前後で見積もりを取り長期修繕計画に組み込んでおくと、投資効率が高まり、物件価値が維持できます。大規模修繕や入居者の入れ替わりのタイミングにあわせて工事を集約することで、入居者への影響もおさえられます。


次に確認しておきたいのが既存設備の状況です。現在使用しているインターホンの設置時期や配線の状態、オートロックとの連動状況などを把握し、どの範囲まで更新が必要かを整理します。室内モニターを設置するか、スマホアプリのみで運用するかも、物件の状況や入居者層にあわせて事前に決めておくことが大切です。集合住宅では、既存のLAN環境やインターネット回線をいかせるかが初期費用に大きく影響します。入居者がいる状態で工事を行なうことも多いため、事前の案内や日程調整も重要です。製品選びでは、集合住宅の資産価値を長く支えられるかという視点が欠かせません。既存のLAN環境をいかしPoEに対応したIPインターホンであれば、配線工事の負担をおさえながら導入でき、初期費用をおさえられます。エントランスの集合玄関機は、防犯性や見た目の面から、露出取付か埋込取付かを建物のデザインにあわせて決めることが多くみられます。露出と埋込どちらにも対応できるIPインターホンなら、エントランスの構造にあわせて設置でき、既存設備からの更新もスムーズです。屋外にIPインターホンを設置する場合は、防水・防塵性能や耐衝撃性能、幅広い温度に対応したIPインターホンを選ぶことで、長期にわたって安定した運用が実現し、維持コストの抑制につながります。


IPインターホンが既存のオートロックや電気錠と連動できるか、オートロックがない物件でも後付け対応できるかも確認しておきたいポイントです。IPインターホンのリニューアルと同時にエントランスのオートロック化が実現できれば、物件の付加価値を高められます。解錠方法では、スマホアプリ、ICカード、暗証番号、顔認証など複数の方法に対応したIPインターホンであれば、入居者が自分のライフスタイルに合った解錠方法を選べるため、日々の利便性と入居者満足度の向上につながります。スマホ連携に対応したIPインターホンを選ぶことで、不在時間の長い入居者のニーズに応えられ、競合物件との差別化と長期入居が期待できます。管理面では、入居者の登録や退去時の権限管理をクラウドで一元的に行えるIPインターホンを選ぶことで、設置後の運用コストも継続的におさえられます。遠隔で権限管理ができる製品かどうかは、長期的な管理効率と運営コストに直結します。これらのポイントをおさえることで、集合住宅の資産価値を長く支えるIPインターホンへのリニューアルが可能になります。


集合住宅のリニューアルに適したIPインターホンS215

LAXASのIPインターホンS215は、集合住宅のエントランスに適した4.3型カメラ付きの集合玄関機です。インターネット回線を利用するIPインターホンのため、既存のLAN環境をいかしてリニューアルでき、PoEに対応しているのでLANケーブル1本で電源と通信をまとめて供給できます。取り付け方法は露出取付と埋込取付の両方に対応し、3系統のリレー出力で既存の電気錠との連動やオートロックの後付けにも対応しています。IPインターホンS215の解錠方法は、ICカード・暗証番号・専用のスマホアプリに対応しており、顔認証機能を搭載したモデルも選べます。IPインターホンとスマホアプリを連携することで、入居者は外出先からでも来訪者に応対し、遠隔解錠や履歴の確認が可能です。室内モニターを設置せず、スマホアプリのみでの運用もできるため、集合住宅の設備構成にあわせた柔軟なリニューアルが実現します。


多様な入居者への配慮も、IPインターホンS215ならではの特長です。磁気誘導ループ搭載により補聴器を使用する入居者でも聞き取りやすく、点字マーク付きの操作ボタンで視覚に不安のある入居者も操作しやすい設計になっています。IPインターホンの200万画素の高画質な広角カメラと自動LEDライトで、夜間や逆光でも来訪者を鮮明に確認できます。IP65の防水防塵性能とIK07の耐衝撃性能を備え、−40℃〜55℃の動作温度に対応するため、屋外のエントランスでも長く安定した運用が期待できます。多様な入居者が安心して使えるIPインターホンS215の設計は、集合住宅の資産価値を長期にわたって支えます。



賃貸経営の課題解決につながるIPインターホンS215の導入事例

集合住宅のインターホンをIPインターホンにリニューアルすることで、入居者満足度を高めながら空室対策や運営コストの削減を実現し、物件の資産価値の向上につながります。


集合住宅の空室対策としてIPインターホンS215へリニューアル

築年数の経過した集合住宅では、周辺に新築や築浅物件が増えるなか、設備面での見劣りから空室期間が長期化し家賃を下げるべきか悩んでいました。インターホンの設備投資先を検討しIPインターホンS215にリニューアルしたところ、スマホアプリの来客対応と防犯性の高さが競合物件との差別化につながり、内見からの成約率が改善しました。IPインターホンは入居者からも好評で、家賃水準を維持したまま稼働率の安定を実現しています。


老朽化したインターホンをIPインターホンS215へリニューアル

賃貸マンションでは、老朽化したインターホンの修理費用が重なっていましたが、工事規模や費用を懸念してリニューアルに踏み切れずにいました。IPインターホンS215は大がかりな配線工事が不要なため導入を決断しました。既存のLAN配線を活用でき、エントランスのみで工事が完結したので初期費用がおさえられました。IPインターホンのリニューアル後はクラウド上で入居者管理ができ運営コストの削減にもつながりました。次回の更新は長期修繕計画に組み込み、計画的な設備投資へと切り替えています。


まとめ

集合住宅のIPインターホンへのリニューアルは、家賃収入の安定、運営コストの抑制、空室リスクの低減を通じて、物件の資産価値を高める設備投資です。築年数が経過した集合住宅でも、エントランスのIPインターホンへのリニューアルで競合物件との差別化と入居者満足度の向上を実現し、将来も選ばれ続ける物件としての価値を維持できます。集合住宅のIPインターホンのリニューアルをご検討の際は、LAXASまでお問い合わせください。

 
 
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