マンション管理の安定運用を実現するIPインターホンへの交換
- 5月25日
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築年数が経過したマンションでは、インターホンの故障や不具合が顕在化し、修理対応の限界が近づいているケースが増えています。しかしインターホンの交換には、建物全体への配線工事が伴うため、費用と工期の両面で大きな負担となります。そこで注目されているのが、既存のLAN環境を活用して大規模な配線工事が不要なIPインターホンへの交換です。この記事では、IPインターホンへの交換でマンションの管理がどのように変わるのか、IPインターホンへの交換によって得られる効果についてご紹介します。
◎マンションのインターホン交換が迫られている背景
マンションでは、設置から長年が経過した古いインターホンがそのまま運用されているケースが少なくありません。マンション向けインターホンの耐用年数の目安は15年とされており、24時間365日休まずに稼働する機器のため、この年数を超えると経年劣化によって、呼び出し音やモニター、通話、解錠連動などに不具合が現れやすくなります。さらに製品の生産終了から約7年で部品供給が終了するのが一般的なため、修理対応に必要な部品が入手できなくなります。とくにインターホン市場からすでに撤退したメーカーの機種が設置されている場合は、故障の時点で修理対応そのものが不可能になることもあるため、早めの設備確認と交換の検討が求められます。
マンションのインターホンは、耐用年数と部品供給の両面から、多くの物件で計画的な交換を検討すべき時期をおさえています。エントランスのあるインターホンは、全住戸が連動して動作するシステム構造のため、一箇所で発生した故障がシステム全体の不具合につながりやすいのが特徴です。古いインターホンを使い続けるマンションでは、呼び出し音が鳴らない、モニターの映像が暗くなる、オートロックの解除連動が不安定になるといった症状が複数の住戸で同時期に発生することがあります。1住戸ごとの修理対応では追いつかなくなり、最終的にはシステム全体の交換を余儀なくされるマンションも見られます。古いインターホンは、防犯面での不安も抱えています。映像が不鮮明なカメラや反応が鈍いオートロック連動は、不審者の侵入リスクを高める要因となります。セキュリティ水準の低下は入居者が日常的に感じる不安につながり、入居者満足度の低下や退去の一因になることもあります。賃貸マンションとしての競争力という観点でも、エントランス設備が古いままでは内見時の印象が弱く、空室対策の足を引っ張る要因になりかねません。
古いインターホンが残るマンションでは、入居者からの苦情や問い合わせが管理会社に集中する状況も発生します。故障が頻発するようになれば、その対応自体がマンションオーナーと管理会社の運用負担として積み上がっていきます。部品供給が終了した古い機種では、いずれ修理対応そのものが不可能になります。こうした課題を抱えるマンションで、交換先の選択肢として広く検討されているのがIPインターホンです。IPインターホンは、既存のインターネット回線とLAN環境を活用して導入できます。
◎IPインターホンへの交換で変わる生活
IPインターホンとは、インターネット回線とLANネットワークを活用して来訪者と映像・音声でやりとりするインターホンシステムです。従来型のインターホンは集合玄関機と各住戸の親機を専用配線で接続する仕組みのため、配線工事の規模が大きく、システムの変更や拡張にも手間とコストがかかります。これに対してIPインターホンは、既存のLAN環境を活用してネットワーク経由で通信を行うため、大規模な配線工事を必要とせず、施工期間を短くおさえられるうえに費用負担も軽減できます。またIPインターホンは、LANケーブルを通じて電力を供給する技術であるPoEに対応した機種であれば、各機器への給電も配線1本で完結するため、電源工事の手間も省けます。IPインターホンは、防犯カメラや電気錠など既存のセキュリティ設備との連携や機器の追加をLANケーブル1本で完結できる拡張性も、従来型にはない特徴です。
マンションのインターホンを古いものからIPインターホンへ交換することで、来訪者の確認・解錠運用・設備管理のあり方が一新されます。来訪者対応の面では、IPインターホンは鮮明な映像で来訪者を確認できるほか、専用のスマートフォンアプリと連携することで、外出先からでもリアルタイムで応対できます。IPインターホンはアプリ上で来訪者の映像を確認しながら通話・解錠操作まで行えるため、宅配業者や来客への対応が在宅・不在を問わず可能になります。IPインターホンに交換することで不在時の再配達や取り次ぎの手間が減り、入居者の日常の利便性が大きく向上します。解錠運用の面では、IPインターホンと電気錠を連動させることで、エントランスのオートロックにさまざまな認証方式を組み合わせることができます。マンションの運用にあわせて認証方式を選択でき、入居者は鍵を持ち歩かずにエントランスを解錠できる環境が整います。IPインターホンは、エントランスでの来訪者の一次対応と入居者のスムーズな出入りの両方をひとつのシステムで実現できます。
設備管理の面では、IPインターホンは入居者情報・認証データ・解錠履歴をネットワーク上で一元的に管理できます。録画機能を備えたIPインターホンの機種であれば、来訪者の履歴を映像として確認することも可能です。IPインターホンは既存のLAN環境を活用できるため、建物全体への大規模な配線工事を必要とせず、エントランス周辺を中心とした工事で導入できます。
◎IPインターホンの交換がマンション管理にもたらす効果
古いインターホンからIPインターホンへの交換は、マンションの管理者側にも広く効果をもたらします。機能面の刷新にとどまらず、物件運営と管理業務の両面に変化が及び、長期的に安定運用できる設備への移行が可能になります。IPインターホンへの交換で入居者が最初に実感できるのは、日常の使い心地の変化です。映像品質や通話品質、操作方法が大きく刷新され、スマートフォンでの応対や鮮明な映像といった機能が入居者の日常に定着します。エントランスは建物の顔です。築年数が経過したマンションでも、エントランス設備が最新のIPインターホンであれば、管理が行き届いた物件として評価が得やすくなります。入居者満足度の向上は退去率の抑制となり、賃料水準の維持や入居率の安定にも効果が期待できます。物件情報への追記や内見時の訴求力向上につながる点は、管理会社が担当物件を提案する場面でも大きな強みです。
IPインターホンは管理カードを使って入居者のICカードの追加や削除、暗証番号の管理をオーナーや管理会社側で完結できる機種が多く、入退去のたびの登録作業がスムーズに行えるようになります。電気錠の開錠遅延時間や解錠時間といった細かい設定が管理者側で調整できるIPインターホンの機種であれば、マンションの運用にあわせた柔軟な管理が可能です。1度導入したシステムをほかの担当物件にも採用できるため、IPインターホンを導入することで管理会社としての運用効率と提案力を同時に高めることができます。
IPインターホンへの交換は、マンションのセキュリティ水準を大きく引き上げる機会でもあります。高画質のIPインターホンに交換することで、来訪者の映像を鮮明に記録でき、不審者の早期発見や事後確認にも活用できます。IPインターホンとスマートフォンを連携することで、オーナーや管理会社が不在のエントランスでも、外出先から遠隔で状況を把握できる安心感があります。顔認証やICカード・暗証番号といった複数の認証方式を柔軟に選択できることで、入居者の利便性を保ちながら、セキュリティレベルを高められる点も古いインターホンにはない強みといえます。交換工事の面での不安を抱えるオーナーや管理会社にとって、IPインターホンは現実的な選択肢です。IPインターホンは既存のLAN環境を活用できるため、従来型と比べて工期と費用をおさえやすく、入居者が在籍したままでも施工期間を短く保てます。入居者への負担が最小限におさえられることは、工事前の合意形成をスムーズに進めるうえでも重要です。IPインターホンへの交換を円滑にすすめるためには、事前の確認と準備が欠かせません。
集合玄関機にオートロック機能を持たせるには、電気錠と制御盤との連動が必要になります。導入予定のIPインターホンが既存の電気錠・制御盤と組み合わせ可能かどうかを確認しておくことが重要で、古い場合は交換が必要になるケースもあります。あわせてマンション内にインターネット回線が引き込まれているかの確認も必要です。既存の設備と導入予定の機種との互換性を確認しておくことで、IPインターホン導入時のトラブルを防ぎやすくなります。また入居者や管理組合への事前説明と合意形成も重要です。工事期間中のエントランス利用の影響や、新しいIPインターホンへの切り替えについて丁寧に説明しておくことで、入居者の不安を和らげ、スムーズなIPインターホンへの移行と長期的な安定運用につながります。
◎マンションのインターホン交換に適したLAXASのIPインターホンS215
LAXASのIPインターホンS215は、マンションの集合玄関に設置するビデオIPインターホンとして設計された集合玄関機です。幅広い規模のマンションに対応できる機能性と多様な設置環境への適合性を備えており、古いインターホンからの交換先として検討しやすい機種です。IPインターホンS215は最大20,000ユーザー、20,000件の顔データ、60,000枚のICカードが登録でき、小規模から大規模なマンションまで入居者全体と家族分のデータを1台で管理できます。認証方式はICカードと暗証番号に対応しており、顔認証の有無を選択できるため、マンションのセキュリティ要件にあわせた導入が可能です。電源はPoEと専用電源アダプターの両方に対応しており、既存のLAN環境や電源環境を問わず導入できます。200万画素のカメラと自動LED照明、広角レンズの組み合わせにより、エントランスの広い範囲を鮮明な映像でカバーします。IPインターホンとスマートフォンアプリを連携することで、外出先からでも高画質の映像で来訪者を確認しながら応対が可能です。
動作温度は−40℃〜55℃まで対応し、IP65の防水防塵性能とIK07の耐衝撃性能を備えているため、屋外エントランスの環境でも長期にわたっての安定稼働が期待できます。IPインターホンS215はボタン操作で誰でも使いやすい設計を採用しており、さらに17言語対応と点字対応により、国籍や年齢、障がいの有無を問わず幅広い入居者が利用しやすい集合玄関機です。IPインターホンの取付方式は、露出取付に対応しており、壁への埋め込み工事が不要なため、既存のエントランスへの設置がしやすく工事負担をおさえやすい点も、交換を検討するオーナーや管理会社にとっての現実的な強みとなります。

◎マンション管理の運用負担を解消するIPインターホンS215の導入事例
LAXASのIPインターホンS215は、既存のインターネット回線を活用することで大規模な配線工事不要で導入できます。古いインターホンを抱えるマンションで、IPインターホンへ交換することで、運用負担の軽減と入居者満足度の向上を同時に実現します。
⚪︎中規模の賃貸マンションにIPインターホンS215を導入
中規模の賃貸マンションでは、設置から20年以上経過した古いインターホンの故障が頻発しており、部品供給もすでに終了していました。故障に伴う入居者からのクレームも増加し、修理対応の限界を感じたオーナーが複数業者から見積もりを取得したうえでIPインターホンS215への交換を決断しました。既設のインターネット回線を活用できたため共用部の工事は短期間で完了しました。スマートフォンでの応対や鮮明な映像といった機能が入居者の日常に定着し、入居者満足度の回復につながりました。物件情報にIPインターホンの設置を追記でき、内見時の訴求力向上を実現しています。
⚪︎築古のマンションにIPインターホンS215を導入
築35年のマンションでは、インターホン設備の老朽化を管理会社が把握し、管理組合に交換提案を実施しました。管理カードによる登録作業のしやすさと運用効率の向上を根拠に、IPインターホンS215が採用されました。既存のLAN環境を活用したため、大規模な配線工事が不要で短期間で工事が完了し、入居者への影響を最小限におさえられた点が組合員からも高く評価されました。導入後は保守運用の負担も軽減され、同じシステムを別の物件にも順次採用する動きにつながっています。
◎まとめ
マンションのインターホンは、入居者の日常を支え、オーナーや管理会社の運用負担にも影響する重要な設備です。古い機器を使い続けるリスクが高まる中、IPインターホンへの交換は、マンションの安定運用への確実な一歩となります。IPインターホンは、既存のLAN環境を活用した導入のしやすさに加え、スマートフォン連携による入居者の利便性向上と、運用負担の軽減を同時に実現し、入居者から選ばれ続けるマンションづくりを支えます。マンションのインターホンの交換をご検討の際は、LAXASまでお問い合わせください。