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コラム

小規模アパートのセキュリティを高めるIPインターホンの強み

  • 2 日前
  • 読了時間: 11分

小規模アパートでは、インターホンの更新が費用や工事規模の面からなかなか踏み切れず、音声のみの旧式設備のまま運用が続いているケースが少なくありません。一方で、入居希望者のセキュリティ意識は年々高まっており、インターホンの設備水準が内見時の評価や入居の意思決定に影響するケースが増えています。小規模アパートのセキュリティ強化を実現する手段として、注目されているのがIPインターホンです。この記事では、IPインターホンの導入が小規模アパートにもたらす効果や導入時に確認するポイントなどについてご紹介します。


◎小規模アパートのインターホンをめぐる現状

小規模アパートの玄関には、音声のみのインターホンや映像が暗くて来訪者の顔が確認しにくい旧式のものが多く残っています。戸建て住宅であれば個人の判断で設備を交換できますが、小規模アパートでは全戸分まとめて交換する必要があるため、アパート経営者にとって費用と工事規模の両面でハードルが高くなりやすいのが現状です。こうした背景から、インターホンの更新が後回しになりやすく、旧式のまま運用が続いている小規模アパートが少なくありません。小規模アパートの経営では、1戸の空室が収益に与える影響が大きく、空室率の上昇がそのまま経営の不安定につながります。近年の賃貸市場では供給が増加しており、設備が古い・管理が行き届いていないと感じられる物件は、入居希望者から選ばれにくくなっています。設備更新や管理品質の改善によって選ばれる理由を作ることが、小規模アパート経営の安定には欠かせない視点といえます。単身者を中心とした入居者が多い小規模アパートでは、日中は大半の入居者が外出していることが多く、建物全体として留守の時間帯が長くなる傾向があります。しかし小規模アパートではコスト面の制約から、オートロックが設置されていない物件が多く、エントランスから各部屋の玄関まで誰でも自由にアクセスできる状態が続いています。留守が多い上に防犯設備が手薄な環境は、不審者を引き寄せやすく、入居者の防犯上の不安につながりやすい状況です。集合住宅用のインターホンの更新時期は15年が目安とされています。この年数を超えると、呼び出し音の不具合や接触不良といった症状が現れやすくなります。さらに部品の供給は生産終了から約7年で終了するのが一般的であり、故障後に対応部品が入手できず、システムごとの交換を余儀なくされるケースもあります。故障してから対応しようとすると、時間もコストも予想以上にかかる可能性があるため、耐用年数を意識した計画的な更新が重要です。入居者側のニーズも変化しています。TVモニター付きインターホンは入居者にとって必要な設備として認識されるようになっており、音声のみのインターホンしかない物件は、カメラ付きインターホン設置のほかの物件と比較されたとき、設備水準の差が入居判断に影響します。とくに、女性の単身入居者は防犯設備を物件選びの優先条件とする傾向にあります。こうした入居者ニーズに応える手段として注目されているのがIPインターホンです。従来のインターホンが室内の親機のそばにいなければ応対できないのに対し、IPインターホンはスマートフォンと連携することで、外出中でも来訪者の映像を確認しながら応対できます。防犯カメラとしての抑止効果も備えており、オートロックのない小規模アパートでも入居者の安心を支える設備として機能します。


◎IPインターホンが小規模アパートのセキュリティにもたらす効果

IPインターホンは、インターネット回線を通じて来訪者と映像・音声でやり取りするインターホンです。従来型のインターホンが室内の親機と玄関の子機を専用配線でつなぐ仕組みであるのに対し、IPインターホンはネットワークを介して通信を行います。IPインターホンをスマートフォン専用アプリと連携することで、外出中に来訪者がIPインターホンを鳴らした際にも、リアルタイムで通知が届き、映像を確認しながら応対することが可能です。IPインターホンは在宅・不在の壁をなくし、入居者の生活スタイルにあわせた柔軟な来客対応を実現します。IPインターホンの導入は、小規模アパートの防犯力を高めるのに効果的です。空き巣の多くは、郵便物の溜まり具合やカーテンの状態で留守に目星をつけ、最後にインターホンを鳴らして在宅かどうかを最終確認するという手口を取るといわれています。単身者中心で日中の不在が多い小規模アパートは、こうした手口のターゲットになりやすい環境です。高画質のカメラを搭載したIPインターホンを設置することで、来訪者を記録・確認できる環境が整い、下見段階での抑止力として機能します。さらに、IPインターホンとスマートフォンの連携により、外出中でもリアルタイムで応対できるため、インターホンを鳴らしても在宅かどうかを判断しにくい環境がうまれます。オートロックを設置しにくい小規模アパートにおいて、IPインターホンは室内防犯の要として機能します。空室対策・競合物件との差別化という観点でも、IPインターホンの導入は有効です。内見時にTVモニター付きのIPインターホンが設置されていることは、入居希望者に対して防犯設備が整った物件という印象を与えます。音声のみのインターホンが残る近隣の小規模アパートと比較したとき、IPインターホンの映像で来訪者を確認できる環境は、明確な選択理由になります。設備水準の向上が、内見時の評価の改善と成約率の底上げにつながります。長期入居の促進という観点でも、IPインターホンの更新は有効です。長期入居を促す鍵は、日常の安心や快適さ、利便性であり、なかでもセキュリティと設備の水準が入居者満足度を大きく左右します。IPインターホンの導入によってスマートフォン連携が可能になると、日中不在が多い単身入居者でも、宅配業者や来訪者を逃さず対応できるようになります。IPインターホンは、外出中でもスマートフォンで映像を確認しながら応対し、そのまま玄関前への置き配を依頼したり、帰宅時間にあわせて再配達時間指定をすることも可能です。不在票の繰り返しでなかなか宅配便を受け取れないというストレスが、IPインターホンの導入で大きく軽減されます。またIPインターホンの高画質のカメラによる不審者の抑止効果は、来訪者を映像で確認できない環境に不安を感じやすい女性入居者の安心感を高め、退去率の低下が期待できます。設備への満足が日々積み重なることで、入居者にとって、ここに住み続けたいという意志につながります。また、IPインターホンと電気錠を連動させることで、小規模アパートのオートロック化も実現します。顔認証・暗証番号・QRコードなど複数の認証方式に対応したIPインターホンであれば、入居者は鍵を持ち歩かずに玄関を解錠することが可能です。防犯強化と入居者満足度の向上が、安定した小規模アパート経営の支えとなります。


◎IPインターホン導入をスムーズに進めるためのポイント

小規模アパートでは、工事業者との継続的な契約がないケースも多く、設備更新の手配自体が経営者の負担となる傾向にあります。IPインターホンの導入をスムーズに進めるためには、事前にいくつかのポイントを確認しておくことが大切です。まず工事の規模と入居者への影響について、表面取付型のIPインターホンであれば、玄関ドア横の壁面にビス止めをしてLANケーブルを接続するだけで設置が完了します。室内への立ち入りが不要なため、入居者が在籍したままでも全戸のIPインターホンの工事を短期間で終えられます。工事がシンプルな分、コストもおさえやすく、更新を先延ばしにしてきた経営者にとっても、無理なく導入を進められます。次に電源と通信の環境確認です。IPインターホンの電源供給方法は主に、PoE(LAN経由給電)とDC電源アダプターの2つがあります。PoEは、LANケーブル1本で電源と通信データを同時に送れる仕組みです。PoEに対応する通信機器が設置してあれば、電源のコンセント不要でIPインターホンを設置することができます。もうひとつは専用電源アダプター(DC12V/2A)を使う方法で、通信用のLANケーブルの接続に加えて電源アダプターをコンセントに挿すことで使用できます。PoE対応の通信機器がない築古の小規模アパートでも、大がかりな工事なしでIPインターホンの導入が可能です。配線不要の電池式のインターホンは設置のハードルが低い一方、電池の定期的な交換が必要です。全戸分の電池交換を管理し続けるのは手間とコストの両面で負担になります。PoEもしくは専用電源アダプターで動作するIPインターホンであれば電池交換の手間が発生せず、長期運用を前提とした小規模アパートの設備管理の負担軽減につながります。また、小規模アパートの玄関は屋外廊下や吹きさらしの環境に設置されることが多く、雨や湿気、砂ぼこりにさらされます。防水防塵性能と耐衝撃性能を備えたIPインターホンを選ぶことで、屋外環境でも長期間にわたって安定した稼働が期待できます。夏場の高温や冬場の寒冷地での使用を想定する場合は、IPインターホンの動作温度の範囲もあわせて確認しておくと安心です。IPインターホンで顔認証やICカードなどによるドアの解錠を実現するには、電気錠との連動が必要です。対応する認証方式を備えたIPインターホンは、単身の若い世代から高齢の入居者まで、鍵の持ち歩きが不要となり、それぞれの使いやすい方式で玄関を解錠できる環境が整います。


◎小規模アパートの玄関に後付け設置できるLAXASのIPインターホンS414

LAXASのIPインターホンS414は、製品のサイズが176mm×85mm×29.5mmというスリムな設計で、小規模アパートの玄関ドア横の限られたスペースにも設置しやすい仕様となっています。表面取付型のIPインターホンであるため、既存の小規模アパートへの後付けも大がかりな工事なしに完了します。電源はPoEまたは専用電源アダプター(DC12V/2A)の両方に対応しています。PoE対応の通信機器がある環境ではLANケーブル1本で設置が完了し、PoE環境がない築古の小規模アパートでも専用アダプターで対応できます。既存の配線環境を問わず、さまざまな築年数の小規模アパートへの設置が可能です。IPインターホンS414は、200万画素のデュアルカメラを搭載しています。WDR逆光補正機能とIR機能、夜間自動補光により、夕方の逆光が強い時間帯や夜間でも鮮明な映像で来訪者を確認できます。防犯不安を感じやすい女性単身入居者にとって、昼夜を問わず来訪者の顔をはっきり確認できる環境は大きな安心材料になります。スマートフォンアプリとの連携により、外出中でも来訪者の映像をリアルタイムで確認しながら応対することが可能です。認証方式は、顔認証・ICカード・暗証番号・QRコード・Bluetoothの5種類に対応しており、IPインターホンと電気錠を連動させることで、これらの認証方式による解錠が実現し、入居者は鍵を持ち歩かずに玄関ドアを解錠できる環境が整います。耐久性の面では、IP65の防水防塵性能とIK08の耐衝撃性能を備えています。IP65とは、粉塵の完全防止と直接噴射に耐えられる国際規格であり、吹きさらしの屋外廊下に設置しても長期間安定した稼働が期待できます。動作温度は、-40℃から+55℃まで対応しており、夏場の高温環境や冬場の寒冷地でも使用が可能です。



◎入居者の満足度向上につながるIPインターホンS414の導入事例

LAXASのIPインターホンS414は、防犯設備が不十分だった小規模アパートへ設置することで、高い効果を発揮しています。IPインターホン導入によるセキュリティの強化が入居者の安心感を高め、空室対策と入居者満足度の向上につながっています。


⚪︎アパートの空室解消にIPインターホンS414を導入

築20年の木造アパートでは、音声のみのインターホンを設置しており、内見希望者からカメラがないことを度々指摘されていました。防犯設備の不十分さが入居の決め手を欠く一因となっており、空室が長期化する傾向にあったため、IPインターホンS414を全戸一斉に導入しました。設置後は、物件情報にIPインターホン設置物件であることを明記したことで、内見前の段階から入居希望者へのアピールにつながり、問い合わせから成約までの期間が短縮されるとともに、空室の長期化が解消されています。


⚪︎アパートの防犯対策にIPインターホンS414を導入

都市部の単身者向けの小規模アパートでは、オートロックが設置されておらず、日中は大半の入居者が外出しているため、防犯設備が手薄で空き巣被害への不安の声がありました。IPインターホンS414の導入により、高画質カメラで来訪者を記録・確認できる環境が整い、不審者への抑止効果が高まりました。スマートフォンとの連携によって外出中でも来訪者にリアルタイムで対応できるようになり、入居者の留守中の不安が軽減されました。IPインターホンの導入により、防犯設備の充実が入居者の日常の安心感を高め、退去率の低下と入居者満足度の向上につながっています。


◎まとめ

IPインターホンの導入による小規模アパートのセキュリティの強化は、入居者の安心感を高め、退去防止と空室対策の両面でアパート経営を支えます。表面取付型のIPインターホンS414であれば、工事の負担を最小限におさえながら全戸への導入が可能です。防犯力と入居者満足度の向上が、選ばれる物件づくりにつながります。小規模アパートへのIPインターホンの導入をご検討の際は、LAXASまでお問い合わせください。

 
 
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